"信じる" ということ。
うちの庭にはあじさいが植わっています。
とても元気いっぱいに育ってくれているように見えるけど、、、
実はこのあじさい、三年間ずっと枯れてた。
三年前の父の日、植物が大好きなお父さんに私が送ったあじさい。とても綺麗で、お店に入った瞬間即決したあじさい。
もちろん開花の時期を終えたあじさいは枯れてしまったんやけど…
お父さんが何やら嬉しそうに
「このあじさい、また咲かせるで」
と、庭に植え始めた、、、
でも…
一向に元気にならないし、むしろ日に日に元気をなくして、ついに葉っぱすらなくなり枯れ木にしか見えなくなって。
私が悲しむと思ってあじさいを処理できずにいるんやなと思ったから、もういいよって何回も言ったけど、全く諦める様子がない。
毎日水をやり、剪定してみたり、植える場所変えてみたり、肥料やってみたり、しまいには植木屋さんに相談したり。
なのに全然咲かない。
それでも
「絶対咲くって信じてる。
いや、絶対咲くから。」
って口開いたらそればっかり。
もう好きにさせておこうと、しばらく放っておいたら。
いつの間にか、枯れたまま3年という歳月が流れてました。
そして、昨日の夕方…
たまたま庭に出てびっくり‼︎Σ(゚д゚lll)
死にかけてたあじさいが、生き返ったみたいに青々と元気に立っていて。
ほんまにほんまに驚いた。
何がすごいって、三年間、咲くと信じ続けたお父さんと、もうダメやと思っていたあじさいが、こんなに元気に復活したことに驚いたし感動した。
きっとどちらかの思いだけでは咲かなかったし、咲いて欲しい、そして咲きたいというお互いの強い思いが重なっての結果やと思ったから。
お父さんが諦めて世話をやめていたら、当然、あじさいを咲かせるための努力はなされなかったし、あじさいの成長もそこで止まってたと思う。
お父さんがあじさいの命自体を何の疑いもなく信じたことで、あじさいの、もしかしたら本当は無くなりかけていた小さな命も復活したんやろうな。
きっとこれが
"奇跡"
ってやつ。
感動で心が震えた瞬間やった。
植物だけじゃない。
自分の周りには沢山の人がいて
その人達の事を心から信じる事ができてるかな?
と思うと、そうじゃないことの方が多い。
本当に大切なのは
明らかに、どう考えたって無理な状況でも、自分だけはその誰かを信じてあげれるか。
理屈じゃない
根拠なんて説明できなくても
大丈夫って信じられるか。
それができたら、きっとこの世界は奇跡で溢れるやろうな。
きっと、病気だって治るし
どんな事でも叶えていける。
本気で誰かを信じること
もう一度しっかり考えてみようと思えた瞬間でした。